2018/01/23

【初心者必見】iPhoneアプリ開発に必要なものを完全網羅

iPhoneアプリ開発者なら当然わかっていると思いますが、アプリ開発にはいくつか必要なものがあります。
最初は、Macって必要なの?推奨スペックは?それ以外に何か必要なの?という具合にわからない点が多々あると思うので、
必要なものを一式まとめてみました。

必要なものは計7つ!

①インターネット環境(必須)
②Mac(必須)
– バージョン:10.11.5以上(OS X El Capitanか macOS Sierra) ※2016年11月時点
– 推奨スペック:13インチ以上、8GB以上、SSD③Xcode(必須)
④iPhone本体(任意)
⑤Appleデベロッパプログラムへの登録(任意)
⑥クレジットカード(任意)
⑦銀行口座(任意)

一つずつ説明していきます。

①インターネット環境

iPhoneアプリを制作する際に必要なツールである「Xcode」は、Apple社のサイトからインターネットを使ってダウンロードする必要があります。
また、アプリをApp Storeに登録する際にもインターネットを使用します。そのためiPhoneアプリ開発において、インターネット環境は必須といえます。

②Mac

iPhoneアプリの開発にはMacが必要です。MacとはApple社が製造・販売しているパソコンです。
Macには大きく、旧型の「PowerPC」と新型の「Intel Mac」の2種類がありますが、iPhoneアプリを開発するには、Intel Macが必要です。
旧型のPowerPCでは、開発ができません。またWindowsでも開発できません。
※厳密には、Windwoesでも開発できますし、ネットで調べれば方法は出てきますが、初心者のうちからWindowsで行うとつまづくポイントが増えるだけなので、お薦めはしません。
なお、2006年以降に登場したMacはすべてIntel Macです。ですので、この10年以内に新たに購入したMacは基本的にIntel Macです。よほど古いMacでない限り、問題なく使用できますので、ご安心ください。

OSとバージョン確認方法

・一番左上のAppleのリンゴマークをクリックして、上部の「このMacについて」をクリックします。
・新しくダイアログ画面が表示されるので、「プロセッサ」に「Intel」と記載があることを確認します。
※Xcodeのバージョンによっては、MacOSのバージョンアップデートが必要になるので、必要に応じて「ソフトウェア・アップデート」をクリックしてバージョンアップをしてください。
※2016年11月時点では、バージョン10.11.5以上(OS X El Capitanか macOS Sierra)が必要になります。

Macの推奨スペック

上記のIntelであること、必要バージョン以上であることがあれば最低限開発はできるのですが、快適に開発を行うのであれば少し高スペックなマシンが必要になります。

・Xcodeを操作するのは非常に重たいので、メモリは2GBだと少しつらいでしょうね。。4GBであればある程度問題ありませんが、快適に開発するには8GB以上はほしいところです。
・スタンダードのMacBook Air11インチは画面が狭いので、少し作業がしづらいと思います。
※Xcodeは横に結構サイズが必要になります。ただし、別でディスプレイ用のモニタを使うなどでカバーすることは可能です。
・HDD(ハードディスク)搭載モデルよりSSD(フラッシュストレージ)のほうがアプリを読み出す際が圧倒的に早いです。重いアプリを作るほど差は大きくなりますので、SSD搭載モデルを選びましょう。
・MacBook12インチではUSB-Cポートが電源ポートを兼ねています。
そうなった場合には、手持ちのiPhoneを接続しながらMacを充電するには別途アダプタが必要となります。
性能 × 持ち運びやすさ × 値段で考えると、MacBook Airの13インチがいいかなと思っています。

③Xcode(必須)

Xcodeは、iPhoneアプリを開発するさいに必要なツール(統合開発環境)です。iPhoneアプリの開発に必要な道具一式を揃えたツールで、基本的にはXcodeを操作してアプリを開発していきます。
XCodeはApple社から無償で提供されています。iPhoneアプリを開発する際は所定のサイトからダウンロードします。
なお、Xcodeの画面は、すべて英語で書かれています。英語に耐性のない人は、最初からつまづくことも多いと思いますが、初心者向けの書籍であれば基本的な操作方法は丁寧に解説されています。
とはいえ、ある程度複雑なアプリを作るうえでは、ある程度の英語力は必要になります。

④iPhone本体(任意)

意外に感じる方もいるかもしれませんが、iPhoneアプリはiPhone本体がなくても開発できます。開発時はXcode内に用意されている「シュミレータ」と呼ばれる、iPhoneの画面をMac上に疑似的に表示するソフトウェアを使用します。
基本的な部分はシュミレータで確認することができます。
iPhone本体が必要になるのは、自分で製作したアプリをiPhoneにインストールしてテストするときです。
なお、AndroidやWindows Phoneなどのスマホで、iPhoneアプリを動かすことはできません。
また、iPod touchでも代用は可能です。

⑤Appleデベロッパプログラムへの登録(任意)

Appleデベロッパプログラムとは、Apple社が提供している開発者向けの年間契約です。この契約に加入すると、iPhoneアプリをはじめ、MacやApple Watch、Apple TV用のアプリを開発するのに必要な情報や道具を受け取ることができます。アプリを開発するだけなら登録は必要ありませんが、App Storeで販売する際やアプリ内課金のテストを行う際にはプログラムへの登録が必要になります。
このプログラムに登録するには、2017年現在で年間11,800円(税別)の登録料がかかります。
登録方法は、ネットで調べれば詳しく説明しているサイトもありますし、先ずXcodeを触ってみたいという人は後からの登録で十分だと思います。

⑥クレジットカード(任意)

クレジットカードは、Appleデベロッパプログラムに登録する際に必要です。
Appleデベロッパプログラムへの登録は有料で、この登録料の支払いはクレジットカードで行う必要があります。
またXcodeをダウンロードする際も必要になります。
正確にXcodeのダウンロードにはAppleIDが必要で、AppleIDの作成にはクレジットカードが必要になります。
ただし、クレジットカードがなくてもXcodeをダウンロードする方法はApple社のサポートサイトに説明があるので、最初から必須ではありません。

https://support.apple.com/ja-jp/HT204034

⑦銀行口座(任意)

有料アプリをApp Storeで公開するとApple社から売上の一部を報酬として受け取ることができます。
この報酬の受け取り先として銀行口座が必要になります。すでに銀行口座をお持ちの場合はその口座を利用できます。
また、無料アプリであれば必要ありませんが、アプリ内に広告を掲載して、収益を受け取る際にも必要になるので、今後利益を出したいということであれば必要になります。

まとめ

①インターネット環境(必須)
②Mac(必須)
– バージョン:10.11.5以上(OS X El Capitanか macOS Sierra) ※2016年11月時点
– 推奨スペック:13インチ以上、8GB以上、SSD
③Xcode(必須)
④iPhone本体(任意)
⑤Appleデベロッパプログラムへの登録(任意)
⑥クレジットカード(任意)
⑦銀行口座(任意)

いかがでしたでしょうか。
これらさえ揃えれば凄いアプリを世に出している開発者と同条件です。
頑張っていきましょう。


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